自叙伝の企画・出版で失敗しないためのポイントとは?

自叙伝を作りたいときに考えるべきポイントは何かをお伝えします。もちろん、どのように書き進めていけば良いのかという疑問があると思いますが、技術面よりも大切なのは「気持ち」です。あなたの想いを届ける本を作りましょう。

<目次>
・自叙伝はプランニングが大切
・読者ターゲットを決めたほうが良い
・読み直す際には読者目線で
・本のタイトルや目次も大切
・出版社選びで本の運命が変わる

自叙伝はプランニングが大切

自叙伝は、自分で企画をしてストーリーを書きあげ、出版にかかる費用を自分で負担するという特徴があります。かかるコストはまとまった費用になることが多いので、やはり出版するからには自分が期待していた目的を達成できる本を出したいものです。そのためには、自叙伝を書き始める前の段階から、いろいろな方向でのプランニングが必要不可欠です。

まず、自叙伝を出そうと考えている人の多くは、自叙伝の目的があります。例えば、ブランディングが目的なら、本を出版することによって新しいネットワークが生まれたら嬉しいものです。また、現在YouTuberとして活躍していて、自叙伝を出すことによってさらにフォロワーが増えるという目的もあるでしょう。自叙伝を具体的に企画する際には、きちんと明確なゴールを設定しておくことが、失敗しないためのポイントとなります。

読者ターゲットを決めたほうが良い

失敗しない自叙伝出版をするためには、ターゲット層を絞ることが大きなポイントとなります。自叙伝だからと言って、自分の生い立ちから現在までをダラダラを書き連ねても、興味を持ってくれるのはごくわずかです。魅力的な書籍というのは、自叙伝でも別の分野においても、読者のターゲットを選定することによって、よりターゲットの気持ちに働きかける書き方や、内容に工夫することができます。例えば、読者は男性を想定しているのか、それとも女性を想定しているのかによっても、書く内容は大きく変わってくるのではないでしょうか。また、ビジネスのサクセスストーリーをメインに書きたいのなら、読者は男性になることが想定されますし、モデルとして活躍したとか、玉の輿に乗ってリッチな生活を手に入れたと言ったライフスタイル的な内容なら、女性の読者をターゲットにしたほうが良いかもしれません。

読者ターゲットの剪定では、男性か女性かというだけでなく、年齢層やライフスタイルによっても細かく絞り込むことをおすすめします。例えば、20代の働く女性をターゲットにしている自叙伝と、50代で子供が巣立った後の専業主婦をターゲットにしているものとでは、読者の興味や関心が違うので、本の内容もそれに合わせる必要があります。

読み直す際には読者目線で

失敗しないポイントには、書きながら読み返す際には、目線を読者目線にするという点があります。自叙伝を書く際には、いくらか書いたら読み直す、という作業が必要です。これは、書き間違いとか表現方法などを調整するために行うだけでなく、読者を不快にさせていないかとか、自己満足になっていないかという点をチェックするための作業でもあります。そのため、読み直す際には書いた側の目線ではなくて、読者目線で読み直すことが、とても大切です。また、たくさんの人に読んでもらえる自叙伝につながります。もしも自己満足レベルの内容だと、出版しても購入してくれる人は少ない上に、レビューにも批判コメントがついてしまうリスクがあります。

本のタイトルや目次も大切

本は、書かれている内容が大切なことは言うまでもありませんが、それと同じぐらい本のタイトルや目次も大切な要素となります。この部分の完成度がイマイチだと、読者の興味や関心を十分に引き付けることが出来ず、読むと面白いのに読んでもらえない本になってしまいます。

私達が本を購入する際には、最初に本の何を見て買うかどうかを決めていますか?前評判とか口コミなどで既に購入することを決めている人以外は、本のタイトルや表紙のデザインを見て、購入するかを決めることが多いものです。また、本を開いて最初の1行目から読んだ後で買うかどうかを決めるというよりも、目次を開いて、具体的にどんな内容なのかを予測して、買うかどうかを決めています。

タイトルや表紙、目次などは、見た人の興味や関心を引き付けるような魅力的なものでなければいけません。どんな風に考えたら良いか分からない人は、すでに出版されている本などを客観的に見て、タイトルや目次の付け方を自分なりに考えてみると良いでしょう。

出版社選びで本の運命が変わる

失敗しない自叙伝の企画・出版では、どの出版社に相談するのかが、出版された後のその本の運命を決めると言っても過言ではありません。見積もりを出してもらって一番安かったから、という理由で決めることは間違った決め方ではありませんが、具体的に自分が支払う対価に対して、どんなサービスを受けることができるのか、また本がどこでどんな風に出版されるのかという点を理解しておくことが必要です。

自叙伝を取り扱っている出版社はたくさんあります。それぞれ、電子書籍に力を入れている所もあれば、書店での販売を積極的に行っている所、またオンデマンド出版にも対応しているところなど、出版社によっても対応は異なります。相談しながら見積もりを取る際には、そうした出版方法についても詳しく説明を受け、納得した上で契約することが必要です。

玄武書房の商業出版について

当方(玄武書房)では“3種類の商業出版”を用意しています。それぞれの著者に相応しい形式を選んで、商業出版ができるように考慮しております。全てがより多くの読者に届くために「商業流通」を行います。本を書くのが初めての方でも、タイトル決めや目次作りなど基本的な部分からサポートしていきます。



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