読むべきビジネス書のおすすめ5選|ノウハウを吸収することが成功への近道

ビジネスは単純明快ではありません。まるで恋愛のように難しいものです。成功することより失敗することの方が多いのが実情です。
ビジネスで成功するには日々知識を広げていく必要性があります。本を読んで勉強することも効果が高い方法の一つ。

少しでも成功者の道に進むためにできることはなんでも取り入れていきたいですね。現にビジネスで成功を収めた方々は暇を見つけてはビジネス書を読んでいます。
貴重な時間を削って読むのであれば、良書を探したいものです。
そこで今回はたくさんあるビジネス書のなかからおすすめできるものを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

ビジネス書を読むことで視野が広がる

ビジネス書を読むことで莫大な知識を得ることができます。また成功者の体験談を知ることでやる気の向上に繋がります。成功への道筋が明確になることはビジネスの世界では大切な要素です。

今の時代は情報収集する場所としてWebやSNSが主流です。気になる経営者や成功者たちの声を簡単に知ることができます。でもその情報はほんの一部分。
その人物の考えていることや伝えたいことを具体的に知るには書籍がベストで、情報量が多く役立ちます。

少しでもノウハウを吸収して自分自身がスキルアップしたいと考えるなら、これほど素晴らしいものがありません。
読む時間がない場合はお金がもったいないと考える人もいるかもしれませんが、自己投資として考えてみませんか?もし読むべきビジネス書を見つけることができたら、得られる価値は何物にも代えられません。

おすすめの読むべきビジネス書5選

ビジネス関連の書籍はたくさん出版されていますが、ここでは厳選した読むべきおすすめの5冊を紹介します。
ベストセラーになったりして評判が良いものを中心に選んでみました。書評を見て気になったものがあればぜひ手に取ってみてください。

1)人生逆転最強メソッド 書き込みワークで即体感。やるべき「目標」が見えてくる

著:岡野武志(KADOKAWA・2021年)

要約

高卒フリーターが弁護士になり日本一の弁護士インフルエンサーになってしまいました。「最強メソッド」を実践することで「目標を見つける」→「チャンスを引き寄せる」→「行動して達成する」を実現。「引き寄せチャート」と「ワーク付き」で自分にとってベストな方法が何かを理解できるようになります。

書評

著者は高卒のフリーター生活が10年。そこから弁護士になりYouTuberとして、日本有数の弁護士インフルエンサーになりました。この部分だけで多くの人たちがロックオンしてしまうのではないでしょうか。「大事なのは才能ではなく、才能を見つけ出す力」と言い切る著者の「最強メソッド」とは?読書後は「世の中にはチャンスしかない!」と思えてしまうでしょう。

ビジネスで大事なのは「目標設定」や「達成の仕方」です。本作では著者の経験や体験が書かれている上で講釈されているので、説得力がありました。語り口調もソフトで読みやすい文章でした。もちろん成功法に決まった道はありませんが、一気読みできたのはリアリティがあったからかでしょう。無理難題を強要するわけではなく、誰でも実践できる方法でした。逆転のメソッドと書かれていましたが、やることは基本的なことばかり。普通のことを普通に行うことが大事だと気づかされました。具体的な方法が明確に説明されているので、すぐに行動に移そうという気持ちになってしまったのは本書の持つパワーでしょうか。

著者の肩書がすべてを持っていっています。20代でフリーターから弁護士に、30代で有数の弁護士事務所、40代で日本一の弁護士インフルエンサー。回り道をしてきましたが、現在は成功者です。才能があったから、運が良かったから、と簡単に片づけることはできません。人生は多少の才能や運も必要ですが、努力の積み重ねでどうにでもなります。ビジネスと自己啓発の面が学べます。現状を打開したい気持ちが強い人は読むべき一冊です。

2)1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書

監修:藤尾秀昭、他(致知出版社・2020年)

要約

超一流たちレジェンドの言葉を収録。「人間力と仕事力が身につく!」 「感動した!」「心が熱くなった!」の声が多数。人生のバイブル書です。全国書店でベストセラーになり、多くのビジネス書ランキングで1位を獲得しました。

書評

著名な365人の言葉です。経営者やスポーツ選手、人間国宝など多岐に渡ります。その分野における超一流たち。これだけの人数がいれば、必ず自分が共感できるものと遭遇するでしょう。その言葉を見つけたときの感動はひとしおです。365人の声は自分自身の体験からくるエピソードなので、内容に重みがあり心に響きます

率直な感想ですが、日本にはこんなに凄い人たちがたくさんいることに驚いてしまいました。1人1人の言葉もとても重厚。「1番はこの人」と決められないほど濃いです。1人分の言葉は数分で読めてしまいますが、 「これは!」と思った言葉と出会ったときは心が揺さぶられました。例えば自分は1月6日の言葉である、山下俊彦さんの「1%の明かりを見つけて努力する」が心に刺さりました。99%悪いことがあっても1%の明かりを見つけて努力することを説明されていたのですが、とても勇気を貰えました。気軽に読めるので、 1日で1ヶ月分ぐらいはサクッと進んでしまいます。人生のバイブルとして手元に置いておきたいと感じた本でした。不思議なものでここに掲載されている人たちは、魅力を凄く感じました。人間力も常人とは違うのかもしれませんね。

最初から読み進める必要もありません。まずは自分が知っている有名人の項目から読み進めるのもありだと思います。感動したり共感できたりする人がいれば、その著名人が書いた他の著書などを読んでもいいのではないでしょうか。この本を読んだおかげで知り合えた有名人がたくさんいました。日本にはこんな素晴らしい人たちがいると気づかされました。成功者の声は大いに役立ちます。年齢目的に関係なくすべての人が読むべきと言える一冊です。自ら読んでバイブルとする以外にも、誰かにプレゼントしても喜ばれると思います。

3)多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織

著:マシュー・サイド(ディスカヴァー・トゥエンティワン・2021年)

要約

生産性を高める組織改革とは?マイノリティは組織に不必要なのでしょうか?多様性という言葉に込められた意味を一から見直すことで、物の見方が異なる「認知的多様性」の重要性を説いています。『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』の大ヒットから5年、待望の最新作。

書評

少し前まで一般的な組織とは画一的で同調が必要であって、マイノリティは歯車を崩す一つにすぎないという考え方が主流でした。ベクトルが同じ方面に向いている人たちが集まることで生産性を高めようとしていました。しかし今は多様性を強みとして組織を作り上げないといけません。ビジネスで考えるとプラス面が大きく複数の視点が集まることで問題を解決していきます。本書は多様性が組織にもたらす恩恵について説明されています。

海外のベストセラービジネス書だったので期待して、読み始めると「うん?」となってしまいました。なぜか冒頭はFBIやCIAの話とからスタートしてきました。でもそこから組織と多様性の展開になったのですが、日本書とは違う構成が面白いと感じました。本作でいうところの、これも多様性の一つなのでしょうか。洋書アレルギーの方も多いと思いますが、この本は分かりやすく説明されています。実例があり理解度が深まります。洋書はたまに翻訳が「うん?」という部分もあるのですが、本書は日本語訳がしっかりしていてとても読みやすかったです。世界で売れている書籍なだけあって参考になることばかりでした。

ビジネスを成功させるには他者と向き合う必要があります。本作はビジネス書でありながらドキュメンタリーを読んでいる気にもなります。激しい世界を勝ち抜く一つとして多角的に学ぶことができます。今後のビジネスには多用性が重要になってくることが理解できます。SDGsの世界ではポピュラーになってきましたが、ビジネスの分野はまだまだです。組織の多様性について書かれた本はまだあまりないので、そこを学びたい方は本書を読むべきではないでしょうか。

4)人は話し方が9割

著:永松茂久(すばる舎・2019年)

要約

ビジネスにおいてもっとも重要なスキルがコミュニケーション。どんなに能力が高くても相手と上手に話すことができなければ先に進めません。物凄いアイディアを考えても、協力をしてくれる人たちがいないと成功することはできないでしょう、言葉の力は絶大です。 何気ない一言で相手から嫌われることもあり、関係性が悪化してしまうことがあります。本書にかかれたコツを実践するだけで好かれる人生に早変わりします。

書評

話し方を学ぶ本の出版が増え、話し方教室も人気が高まっています。テクニックを学ぶ環境は整ってきていますが、口から出すだけの言葉では相手の心を掴むことができません。本書で話術に関するノウハウをじっくりと学べました。「拡張話法」についてページがかなり割かれていて参考になりました。ビジネス書ランキングの本なので難しさを感じるかもしれませんが、本書は中高校生でも気軽に読むことができると思いました。会話のヒントも分かりやすく明確で話し方の心構えが必然的に身に付くのではないでしょうか。ただ、この本だけにしか書かれていないような秘密のテクニック術などはありません。ベストセラー本なので過度な期待した人には少し物足りなく感じるかもしれません。

人間関係でストレスを感じている方におすすめします。ビジネスとしても十分以上に役立ちます。接客業や営業の方たちはスキルアップに役立つことが多く目から鱗になるかもしれません。新人社員や部下の方は教育の一環として使用してもよろしいのではないでしょうか。誰にでもおすすめできる良書です。

5)迷えるリーダーがいますぐ持つべき1枚の未来地図

著:横田伊佐男(日経BP・2020年)

要約

物語は2050年の日本。30年前はわずか年商5,000万円の会社だったのが、年商5兆円に発展しました。「一枚の地図」が主人公の人生を大きく変えていきます。「エンターテインメント系ビジネス書」ではとっておきのノウハウが満載。特別付録で本書の肝である「描き込み型未来地図」が付いてきます。

書評

ノンフィクションではなくフィクションとして、世界に名を馳せる賢者たちから引用、そして世界に名だたる企業の成功事例を紹介しています。この本の主人公になりきって、6ステップで「1枚の地図」に描き込んでいくことで実践的に学んでいけます。「戦略・戦術・マーケティング」を効率よく勉強できます。

読む前はストーリー仕立てとは思っていませんでした。ビジネス戦略本は難しいものが多く、読破するのも一苦労でなかなか内容が頭に入ってきません。そのような理由で身構えていたのですが、それは杞憂でした。本書は物語風でエンターティメント作品のような感覚で読み進めていくことができます。とはいえ、内容が薄くなく非常に濃いです。例えば「NETFLIX」の話をご存知でしょうか?現在のテレビはリモコンの下に「NETFLIX」のボタンがあります。リモコン製造コストを少し負担するだけで、目立つ場所に長期間の宣伝が可能になりました。このような事例を知りつつビジネスノウハウを学んでいけました。

本書ではリーダー視点では「リーダーの役割は戦略を決める」ことが分かり、スタッフ視点で「スタッフの役割は戦術として実行」と理解していけます。とくにリーダーと呼ばれる指導者の大変さが実感できます。専門的なビジネス論を分かりやすく勉強できるのは嬉しいところです。読みやすいビジネス本をお探しの方は手に取ってみても後悔することはないと思います。

玄武書房のビジネスに関する書籍

できるビジネスマンのマネジメント本
有賀正彦

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住宅営業は家を売るな!
浅野訓正

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住宅営業は家を売るな!

『ストーリーで学ぶ会社の仕組み』会社で必要なことはこの本で学べる
田中利秋

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まとめ

今回紹介したビジネス書はどれも役立つものばかりです。人気のジャンルなので、どれを紹介するか悩んでしまいました。
そのなかでも、読みやすく内容が濃いものを中心にピックアップしてみました。ビジネスパーソン以外でも気軽に読めます。どれも読むべき価値のある本たちです。

ビジネス書はただ読むだけではなく付箋などしながらノウハウを身に着けていくことが大事です。パラパラと見るのではなく、じっくり考えながら読むのがいいと思います。
何度も読みなすことで知識が自分のものになっていきます。気になったものがあればぜひ手に取ってみてください。最高の一冊と出会えるかもしれません。