新刊「桃井家のフシギな物語・上巻」

水泳界で活躍することになる“桃井姉妹”の物語。
父と母は水泳経験があるが、特に優秀な選手ではなかった。

その娘たちは幼少期から水泳選手としてのセンスが開花する。
姉・恵（めぐみ）と妹・莉子（りこ）の仲良し姉妹。

プール遊びが好きということから水泳を始めた恵。
莉子は姉の姿を追い求め、同じように水泳を始める。

そのセンスに加え、計り知れない努力で頭角を現していく。
同世代で２人に勝てる選手はいなくなった。

いつの日か自然と、桃井姉妹で競い合うことになっていく。
恵は妹と共に競い合う中で、その才能を誰よりも認めていた。

あることキッカケに恵は水泳界を引退して新たな道へ進む。
妹の莉子は結果を残し続けて“大きな夢”を追い続ける。

いろいろな業界で活躍する“桃井姉妹”の姿が描かれる。
それを取り巻く恋愛模様もストーリーに絡み合う。

どこにでもいるしがないものです。
高校の入学式でどうすれば良いか分からず、先に教室に来ていた１人の男子生徒に声をかけました。
「どこに座ったらいいですか？ここに座ってもいいですか？」
「いいと思うよ」
そう優しく答えてくれました。
入学式の一連の流れを終えて帰宅する前に連絡先を交換し、連絡を取りあっていると同郷で同じ趣味ということが分かって仲良くなりました。この友人とは高校時代を含めて１０数年の付き合いです。
このように、たまたまの出会いが一生の付き合いになることもあるという実体験から皆さまにも何気ない出会いを大切にして欲しいと思っています。